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本当は教えたくない!秘密のアイテム!

クイジャニ通信
 

こんにちは。

クイジーヌ ジャーニーです。


今回は撮影アイテムについてのお話しです。


プロのカメラマンであれば、誰しも撮影に役立つオリジナルアイテムを隠し持っているものです。

当然、我々クイジャニも例外ではありません。

現場で、クライアントさんに驚かれるような意外なアイテムを沢山持っています。


その中から、今日はとっておきの秘密のアイテムをひとつご紹介します!


それは…

「練りゴム」です。

練りゴムは大きい文房具店か画材屋さんで売ってます。

画材メーカー、ホルベインさんのリンク貼っておきます。

https://holbein-shop.com/?pid=87592285


食器の角度を調整したい時に、大活躍してくれます。

練りゴムは粘土のような硬度で形状をキープしてくれるので、器の角度を微調整したい時に適したアイテムです。

似たような目的でアルミホイルを使用することもありますが、

練りゴムの方が粘着力があり器の滑り止めにもなるので効果抜群です。


実際の撮影現場で使用頻度が高いのは「和食」撮影の時です。

和食用の器は底が深い場合が多く、角度調整が必要なケースが多分にあるのです。


例えばこんな時ですね。

↓ ↓ ↓


一見、問題なく美味しそうに見える伊勢海老ですが、

器の底が奥に向かって沈んでいく形状のため、伊勢海老が後方に傾いています。

こんな時は、器の下に練りゴムを挟んで、

背もたれを起こすイメージで角度(支点)を調整します。


横から見るとこんな感じです。

器の足が浮き上がるほど後方を持ち上げてるのが分かりますね。

↓ ↓ ↓



すると伊勢海老本来の姿と迫力が見えてきました。

わずかな違いなのですが、この「ひと工夫」が料理の印象を大きく左右します。

広告ビジュアルは一瞬で消費されてしまうもの。だからこそ「印象作り」は妥協せず、しっかり拘りたいですね。


便利な練りゴム。だけどココには注意!

ひとつ注意点として、練りゴムは紛失しやすいということ。

小さくちぎって使うことが多く、また器ひとつひとつに使用していくので撮影後の回収を忘れがちです。。

練りゴム自体の値段は決して高くないので、予備として多めに数を持っておくことを念の為おすすめします。


余談ですが、なぜ練りゴムに辿り着いたかというと、クイジャニメンバーが美術学生だった頃によく木炭デッサンで使用していたことがきっかけです。

通常の消しゴムでは摩擦が強過ぎるので、代わりに弾力性の高い練りゴムを使用していたのです。

ある日ふと当時のことを思い出して、料理撮影にも使えそうだなと閃いたことがきっかけでした。


普段何気なく生活している中でも、役立つ小道具って身の回りにたくさんありますよね。

実は他にもまだまだ秘密のアイテムがあるのですが、それはまた次の機会にご紹介します。

是非楽しみに!


一緒に探してみませんか、そこにしかない絶景を。

新しい広告ビジュアルを通じて、日本の食文化の素晴らしさをより多くの方へ届けるために。

皆様と素敵な出会いを楽しみにしております!


@lavie_cuisinejourney

#皿の絶景を探す旅

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